2011年02月07日

思わず微笑む心地よい空気:twitter文学賞結果発表


国内文学賞、海外文学賞に受賞された方へ「twitter文学賞あみぐるみトロフィー」
編みましたよ。
あみぐるみトロフィー…世界初かどうかはわからないけど珍しいよね?

国内一位『二人静』盛田隆二さんおめでとうございます。
「これがトロフィー?」と訝しいかもしれませんが、受け取って頂ければ嬉しいです。
海外受賞のミランダ・ジュライさんには郵送されるのでしょうか?翻訳者の岸本佐知子さんに手渡されるのでしょうか? 行方が気になります。(新潮社のご担当の方がミランダさんに郵送してくださるそうです!)

-----私が投票したのは海外文学の「いちばんここに似合う人」(ミランダ・ジュライ)。国内で投票に該当する本が無く、残念ながら無投票… ブログ参照
-----豊崎さんとあみぐるみトロフィーhttp://ow.ly/i/7RY2(書評王の島)


twitter文学賞_01
twitter文学賞の結果発表Ust中継会場にお邪魔してきました。会場提供は大人力検定でお馴染みの石原壮一郎さん。初めてお会いする石原さんはびっくりするほどチャーミングな方でした。手作りのおでんも振る舞って頂きました。薄味でとっても美味しかった〜!
そして…
順位発表をうけての座談会は豊崎由美さん、大森望さん、杉江松恋さん、佐々木敦さん、石井千湖さん。
ああ!いつも本やテレビで見ている書評家のみなさんが〜!とミーハー心満喫。
ホントになんのお手伝いにもならないただのお邪魔野郎でやんす… 緊張している割には食ってばっかりいるし…

twitter文学賞_02この賞は豊崎さん発案のもと、みなさん手弁当で参加されている賞。そんな成り立ちが醸し出すのかイヤミな雰囲気がまーったく無いのです。
なんだこの会場に満ちる気持ちの良い空気は!
それを味わえただけで、そんな雰囲気を作り出す皆さんにお会い出来ただけで、心が満ち足りました。
スバラシ〜!

さて、栄えある第一回twitter文学賞。ランキングを見ても読んでいない本がいっぱい!
国内文学 集計結果
http://d.hatena.ne.jp/bookreviewking/20110206/1296987277

海外文学 集計結果
http://d.hatena.ne.jp/bookreviewking/20110206/1296987449

  -----書評王の島 http://d.hatena.ne.jp/bookreviewking/
読みたい!読むぞ! しかし、このランキングリストの本ばかり読んでいては来年の投票が出来なくなっちゃうよ!本を読む時間がもっと欲しいよ〜ん!

コチラも必読!
・エキサイトレビュー
遂に結果発表! あなたが選ぶ「Twitter文学賞 ツイートで選ぶ2010年ホントに面白かった小説」
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20110207/E1297007495833.html

・杉江松恋さんのブログ (2/7)twitter文学賞雑感
http://mckoy.cocolog-nifty.com/hansei/2011/02/27twitter-b1fa.html


twitter文学賞_03
王冠も編んだ! 王冠、思いついたときは「イケる!」と思ったんだけど、編んでみたらご覧の通りなんだかユルい出来上がりで…自分で編んで笑っちまいました。


来年はどの本に投票することになるのかな〜?
あと11ヶ月、今年もいっぱい本を読むぞ〜!
面白い本、どんどん私の目の前に現れてくれ〜!


*
posted by dillo at 13:44 | TrackBack(0) | read for pleasure | 読書メモ

2011年01月24日

twitter 文学賞

私が投票できる文学賞!
今、この時、twitter上で個人個人が直接投票出来る文学賞が行われています。
ご存知でしたか?

Twitter文学賞

  --- ツイートで選ぶ2010年ホントに面白かった小説 ---

http://d.hatena.ne.jp/bookreviewking/20110105/1294157404

【投票の方法】
奥付が2010年1月1日から2010年12月31 日の国内の新作小説、海外の初訳小説からもっとも面白いと思った作品を各1作挙げてください。(文庫落ちや復刊は不可)

・投票は1人1作まで。純文学、エンターテインメントのジャンルの別は問いません。

・著者名『作品名』(出版社)を記した後、半角スペースをあけてから半角で、国内の場合は「#jtb1」、海外の場合は「#wtb1」を記してツイートしてください。

【ツイート例】
道尾秀介『月と蟹』(文藝春秋) #jtb1
ウィリアム・トレヴァー『アイルランド・ストーリーズ』(国書刊行会) #wtb1

【投票期間】2011年1月20日〜1月31日

【発表】2011年2月5日(予定)



エキサイトのニュースにもこの賞がわかりやすく取り上げられています。
コチラもぜひご一読を!
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20110120/E1295461467506.html?_p=1



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私は昨年90冊ほどの本を読みましたが、ほとんどが新刊ではありませんでした。
面白い作者に出会うと、しばらくその人の本を重点的に読んじゃったりしません?
そうなると新刊ってわけにいかないですもんね。
エントリー可能な本が少なく、国内編に関して投票出来そうにないです。哀しいですわ。


私の夢中本2010年ベスト5

1位 ナショナル・ストーリー・プロジェクト/ポール・オースター編/新潮社

2位 最終目的地/ピーター・キャメロン/新潮社

3位 オシムの伝言/千田善/みすず書房

4位 いちばんここに似合う人/ミランダ・ジュライ/新潮社

5位 ブラフマンの埋葬/小川洋子/講談社


番外編
アフリカにょろり旅/青山潤/講談社
結論、思い出だけを抱いて死ぬのだ/大竹まこと/角川書店


posted by dillo at 19:35 | TrackBack(0) | read for pleasure | 読書メモ

2010年04月23日

バックパッカーな旅

 旅行は好きで何度も出かけたけれど、バックパッカーは未経験。バックパック一つ背負ってという旅を避けていたわけではなく、ちょっとしたきっかけでそんな旅をしてもおかしくなかったタイプ、だと自分では思っていたのだが…。 やればできるけど、なんとなくチャンスが無くてやらなかっただけなのよ、と甘く考えていたのだが…。
ウソです。できませんから。
ぜってえできねえ。やってたら死んでた(か、もしくはそれに近い状態になってたな)。


 そんなバックパックな旅に考えを巡らせていたのは「アフリカにょろり旅(青山潤 講談社文庫)」を読んでいたからなのだ。
この本はバックパック旅の「大変自慢:ハードで酷い目にあった方法が勝ち!」ではなく、東京大学海洋研究所の研究員がいかにして世界中のウナギを全種集めたか、の最終行程のアフリカ編に焦点を当てたものなのだ。
それにしても、それにしても、日本どころか世界のトップを走る海洋研究の現場がここまでとんでもなくハードなのか!
過酷な旅道中が軽妙に書かれているので、つい笑ったりしちゃうんだけど。笑ってる場合じゃないよ。ホントに。
一読されたし。オススメっす。


2010年04月01日

「オシムの伝言」の幸せ

philosophize
 「オシムの伝言 (千田善/みすず書房)」
オシムさんが日本で監督をしたこと、代表監督になったこと、オシムさんの通訳が千田さんだったこと… 色々な偶然が重なって、この素晴らしい本が生まれ、読めたこと。全てが幸せだなあ、としみじみ。
オシムさんが素晴らしい人で非常に興味深く、そして面白い人だとは思っていたけれど、本になってそれが伝わるかどうかは解らない。しかし、この本はそこにソリッドに伝える事が出来る文章を書ける千田さんがいたことでストレートに伝わって来る。素晴らしい。
読む事が出来て本当に良かった。
オシムさん、千田さん、ありがとうございました。

 日本のスポーツ本(とくに競技でなく選手個人についてのもの)は著者の交友録なムードの色濃いものが多くない?
下手すると著者が「私が日々、友達付き合いをしていて(選手をリラックスさせたり)影響を与えてるんですよ」みたいなくだりが出て来ると、なんだかもう、そうこで本を置いちゃいそうになるほど、気が抜けちゃって。

---追記---
もしかしたら著者は「選手とこんなに個人的に仲良しなんだよ〜」なんて書きたくないのかもしれない。でもそれを望む読者が多いので「そこんとこ書いてもらわないと困るんですよね」と編集者に拝み倒されているのかも… んなことないか… いや、その手の本が多いのはマーケティングによる方向性なのかも… いや…


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2010年03月25日

啄木、石川啄木!

Ray of Spring
 不來方のお城の草に寝ころびて
 空に吸はれし
 十五の心

石川啄木といえば教科書にも出て来るこの短歌。もうひとつあげれば

 ふるさとの訛なつかし
 停車場の人ごみの中に
 そを聴きにゆく

このうたがおさめられている「一握の砂」、どの短歌も繊細、そして顔写真がいつもこれ
優しく気遣いで疲弊する繊細な人、というイメージだったのだが…
啄木さんったら無茶苦茶な人だったんですね。
借金は踏み倒すわ、若くして結婚するも奥さんを故郷に残して上京して浮気しまくるし、働き始めてもすぐに上司と喧嘩したりして辞めちゃうし。
「石川くん 枡野浩一(集英社文庫)」オススメです。笑えます。
短歌は本当に素敵なのにね。素敵な歌を詠むからってその人が素敵な人とは限らない、ですよね。まあ、得てして世の中そんなもんです…。
繊細なイメージを後押しする顔写真だって、あの当時の写真技術を鑑みればプリクラ以上にディテールがぶっとんでるんだからなあ。生々しく素顔に肉薄しているわけはないのだよな。

 一度でも我に頭を下げさせし
 人みな死ねと
 いのりてしこと


 どんよりと
 くもれる空を見ていしに
 人を殺したくなりにけるかな

おいおいおい!コワイよ〜、啄木!
面白すぎるよ、石川くん!


posted by dillo at 04:47 | read for pleasure | 読書メモ

2010年01月05日

読書は愉楽。答え探しじゃない。

 2010年は「国民読書年」だそうだ。
(キャッチコピーは「じゃあ、読もう」。推進会議の座長は安藤忠雄さん。具体的に何をするんだろうか?なんだかよくわからんですね。)
3歳の時に文字を読む事を覚えてからずーっと「本は毎日読むのが当たり前」であって、「活字離れ」らしい時流からことごとく外れているので、「国民読書年」と言われてもピンと来ないな。どちらかというと本を読まない…もしくは本を読めないという状況が恐怖だ。
 この「国民読書年」のことを知ったのは、図書館の貸し出しレシートの裏にその旨が印刷されていたからだ。この「国民読書年」が何を狙っているのかよくわからないのだが「国民読書年だからもっと本を読もう!」と言われても、これ以上読む時間を増やすのは困難よ。増やせるものなら増やしたいけど。

 2009年に読んだ本は惜しくも100冊に届かず93冊。
そして、いつも以上に偏った偏向読書。基本「読書=小説」だが、昨年は日本ものを読みまくりましたわ。珍しく翻訳小説を読まなかったなあ。8割方が図書館の分類で言うところの913(日本文学:小説、物語)。上下巻まで、2巻以上の長編も読まなかった。うーん、結果から見るとそういう気分の一年だったでしょうなあ。自分の事だがよくわからん。

 しかし、読書は趣味、いかに愉楽の世界に引き込まれるか、脳みそが悦楽の海に漂うか、なのである。「本を読んで何かに役立てよう」という気がまるでないんだから、どんなに偏向だっていいのだ!
 というのも、新聞の下にある書籍広告の宣伝文句に鬱陶しいものが増えている気がして。特に宣伝に「ひとこと感想」をフィーチャーされてるヤツ。その本を有名人が読んで「大事な何かに気がつきました」みたいなの。
本を読んだら何かに気がつかなきゃダメなのかよっ!
そんなツマラン読み方はしたくねえよおっ!

もちろん、読後にはいろいろ思う事、感じる事がある。
でも、なんか違う、なんかヤダ!
 私の趣味の読書には関係ない、とわかってはいても、なんとなく気になっていた、正直に言えば、気に障っていた「本の読み方」。それが12月の頭に読んだ本でパっと晴れた。

「柴田さんと高橋さんの 小説の読み方、書き方、訳し方」
柴田 元幸, 高橋 源一郎 (著) 河出書房新社刊
しまった、発売されてすぐに読めばヨカッタ〜…!
 小説は書かれている事が嘘なのか真実なのか、一種の手品のようなものであって、小説家は種明かしをしていけないものなのに、いま、小説は種明かしとセットで売られている、という話があり
「これは表面上はエンターテインメントだけれども、実は現代人の心理を描いていますよ」というふうな「本当のテーマはこれですよ」という種明かしとのセット販売です。そもそも小説は読むまでは本当はなんだかわからない。「とりあえず読むしか無い」ものじゃないですか。」と、ただ小説を読むわけではなく正解を求めて読んでいる。と続く。その先には「つまり、書くべきこととか言いたいことがあれば、それを言えばいいのであって、小説を書く必要は無いだろう----」と書かれていたりもする。
 そうそう、それが引っかかってたの。スッキリ。喉に刺さってた小骨が取れました感。そして、ホッと一息。

 この本には二人がそれぞれ選んだ30冊の海外文学、海外に紹介したい現代日本の小説30冊のリストが載っている。リストには読んだ事の無い本がいっぱいあったので順番に読みはじめた。
 そのほんの数日後、リストの中の本を探していて「ジャージの二人(長嶋有)」という本を手に取った、たまたま。名前だけ知っていて、まだ読んだ事の無い作家だなあ、と。そして、解説はやはり名前だけ知っていて読んだ事の無い作家の柴崎友香さんが書いていた。そこに小説の読み方が「この人物はこの世代特有の性格を象徴している、出てくる駄菓子の○○は主人公にとって○○を意味している、という分析するような言い方とか、主人公みたいに無理しないでそのままでいいんだよというメッセージがこめられている、という一言キャッチフレーズみたいなのとかが、普通の人の感想の中にも増えている気がする。いつから小説はそういう「テーマ」や「メッセージ」を解読するものと思われ始めたんだろうか。」とあった。
シンクロニシティ、と言えばいいのか。気になってはいても自分の中で落としどころがわからなかったモノに、立て続けにストンと落ちるところがやってきてびっくり。

 そんなわけで、いつも通り自分勝手に肯定して、今年も愉しい読書を続けて行くです。

------ 前記の「柴田さんと高橋さん小説の読み方、書き方、訳し方」の中に片岡義男さんの話が出てくる。昨年は何冊か彼のわりに最近書かれた本を読んで、楽しませてもらった。英語と日本語に関する本はとても興味深く読んだ。昔々、彼の小説を読んだときは「だから、何?」って感じだったんだけどね。80年代に映画とセットで売られたイメージは片岡さん本人が望んでいたこととはズレてたのかも知れない。そんな発見も読書の楽しみのひとつ。
posted by dillo at 22:28 | TrackBack(0) | read for pleasure | 読書メモ

2009年08月29日

本4冊

本の説明は後で書きます〜

book1
op

book2
op >-- 続きを読んでみる? wanna read more?








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