2010年03月25日

啄木、石川啄木!

Ray of Spring
 不來方のお城の草に寝ころびて
 空に吸はれし
 十五の心

石川啄木といえば教科書にも出て来るこの短歌。もうひとつあげれば

 ふるさとの訛なつかし
 停車場の人ごみの中に
 そを聴きにゆく

このうたがおさめられている「一握の砂」、どの短歌も繊細、そして顔写真がいつもこれ
優しく気遣いで疲弊する繊細な人、というイメージだったのだが…
啄木さんったら無茶苦茶な人だったんですね。
借金は踏み倒すわ、若くして結婚するも奥さんを故郷に残して上京して浮気しまくるし、働き始めてもすぐに上司と喧嘩したりして辞めちゃうし。
「石川くん 枡野浩一(集英社文庫)」オススメです。笑えます。
短歌は本当に素敵なのにね。素敵な歌を詠むからってその人が素敵な人とは限らない、ですよね。まあ、得てして世の中そんなもんです…。
繊細なイメージを後押しする顔写真だって、あの当時の写真技術を鑑みればプリクラ以上にディテールがぶっとんでるんだからなあ。生々しく素顔に肉薄しているわけはないのだよな。

 一度でも我に頭を下げさせし
 人みな死ねと
 いのりてしこと


 どんよりと
 くもれる空を見ていしに
 人を殺したくなりにけるかな

おいおいおい!コワイよ〜、啄木!
面白すぎるよ、石川くん!


posted by dillo at 04:47 | read for pleasure | 読書メモ








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